Can you still dance?
日付が変わる数時間前。
イヤホンから流れた曲。
自転車を漕ぐ夜道の、風景が変わる。
その曲が好きになった瞬間。
目を閉じて浸って、
曲の終盤で目を開いた時、
ステージは深い深い、海の底。
あの時イヤフォンから流れた曲が、1曲目だった。
『SAKANAQUARIUM2018 魚図鑑ゼミナール HALLTOUR 2018-2019 』新潟県民会館。
サカナクションのライブに初めて参戦してきた。
ベストアルバム『魚図鑑』が浅瀬、中層、深海とテーマを持った作りになっていて、ライブは深海から中層、浅瀬へと、落ち着いた曲から徐々にアッパーな曲へとテンションを上げていく。
いやー、久しぶりに踊った!
席が通路側ということもあって、赴くままに体を動かした。
昔はライブで曲にノルということが苦手だったのだが、(背が高いから人の邪魔になる、というのもある)この数年は、開き直っている。音楽に体を任せるのは楽しい。
存在はもちろん知っていたし、何曲か聴いていたのだが、ちゃんとMV見たりアルバム聴いたのは、実は最近。
いろいろ漁っているうちに、どうしても、Liveでサカナクションの音楽を感じてみたかった。
ステージのアーティストに集中していなくても、光と映像で作り上げる空間が、音楽と自分を繋いでくれる。音に浸れるLive。音楽に潜った。
すごく考えられているステージだなぁ。。
映像に映されるオイルアートはリアルタイムらしいし、音の聴こえ方とか、あらゆることを考えてるんだろうな。
集中が途切れず、こんなに音楽と向き合えるLiveって、過去にあったかな?
自分の中では初めてだ。
後半は「ありがとう!」と踊りながら、時折拝んでいた。同じ時代に生きて、音楽を届けてくれてありがとう。
もちろん、これは私の感じたことであり、全ての人がそう思うことはないだろう。
ただ、ここまで音楽に変態で、音楽の未来を考えている人達がいるんだということは、どこかに残しておきたい。
2019年のアリーナツアーは全公演サラウンドですよ!うわぁ。。行きたい。。
体験したい。。
(大きい会場って、音の届き方が場所で違うんだもん!あれ、ストレスなんですよね。リアルタイムで聴いてるはずなのに、リアルタイムじゃない感。)
Liveへ行って、そして山口一郎にまた、言われたいんだ。
「まだ踊れる?」って。